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外来生物とは?
もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から持ち込まれた生物のことを指します。これまでに確認されている外来生物は2,000種を超え、植物、魚類、は虫類、鳥類、昆虫類など多種に及んでいます。
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特定外来生物とは?
外来生物の中でも生態系、人の生命、身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼす恐れのあるものの中から指定されます。指定されると栽培、飼育、保管、運搬、野外へ放つ、植える及び蒔くことなどの行為が規制され、違反内容によっては非常に重い罰則が課せられます。2016年10月1日現在で132種類が特定外来生物に指定されています。
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外来生物対策の必要性
那須町内には特に「オオハンゴンソウ」「オオキンケイギク」が多く生息しています。この2種は強靭な繁殖力で密集して生え、大群落を形成するため、在来種を駆逐してしまう恐れのある特定外来生物です。身近な生活環境まで及んでいるこの植物を排除するには、町民一人一人の協力が重要です。
オオハンゴンソウ【キク科 多年草】
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開花時期
7月から10月頃。
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草丈
50センチ~3メートル。
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原産地域
北アメリカ原産であり、明治時代中期に観賞用として導入。
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生育場所
道路沿い、荒地、畑地、湿原、河川敷など肥沃で湿った場所に生育。
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形状
黄色の直径6~10センチの花の中央が半球状に盛り上がり、花びらが垂れ下がる。葉の形はヨモギに似ており、茎はざらつかない。

オオハンゴンソウ(花) オオハンゴンソウ(葉)
オオキンケイギク【キク科 多年草】
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開花時期
5月~7月頃
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草丈
30~70センチ。
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原産地域
北アメリカ原産であり、1880年代に観賞用や緑化用として導入。
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生育場所
道路沿い、河川敷、線路際などに分布。
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形状
黄色の4~6センチの花を、細長い花茎の先につける。葉は茎の下のほうに集まり、両面に粗い毛がある。

オオキンケイギク(花) オオキンケイギク(葉)
駆除方法
- 根ごと掘り取ってください。
- 種がある場合は花をハサミ等で切り取り、種がこぼれないように袋等に入れてください。
- その場に広げて2~3日天日にさらして枯死させてください。
- 町指定のごみ袋(黄色)に入れて可燃ごみとして出してください。
※駆除の際の注意
- 繁殖力が非常に強いため根を引き抜いた後あまり土を払わないよう注意してください。
- 特定外来生物を生きたまま許可無く運搬することは違法な行為です。
- 特定外来生物は様々な場所に生息しています。土地所有者の許可を得ずに土地へ侵入したり、無断で駆除作業を行うことはしないでください。
掲載日 平成29年11月24日
更新日 平成29年12月18日
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