「人生会議（ACP：アドバンス・ケア・プランニング）」を始めてみませんか？

「人生会議（ACP）」ってなに？

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やけがをする可能性があります。
命の危機が迫った状態になると、約70%の方が医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりができなくなると言われています。
自らが希望する医療やケアを受けるために大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかを自分自身で前もって考え、周囲の家族や信頼できる人たちと話し合い、共有しておくことを、人生会議（ACP：アドバンス・ケア・プランニング）といいます。

あなたは、今後どんな生き方をしたいですか？
大切な人にどんな生き方をしてほしいですか？

「もしも」の時に備えて
大切な人と話し合いましょう！

「もしも手帳」を活用しませんか

那須町では、人生会議(ACP)を気軽に簡単に始められるよう、那須町版ACP手帳を作成しました。
また、人生会議のスタートアップガイド(手順書)として、「だから今、人生会議」を作成しました。
もしも手帳を書き進めていく中で、もしもの時の治療方法(延命治療)を考えるときに役立つ、「延命治療ってどんなことがあるの？知識編」もご活用ください。
さあ、今からはじめてみませんか。

もしも手帳(那須町版ACP手帳)

「もしも手帳」那須町版ACP手帳(pdf 1.44 MB)
※もしも手帳は、A4両面印刷し、実線で切り取り三つ折りにすると、お薬手帳などに挟み込めます。

「だから今、人生会議」スタートアップガイド(手順書)

「だから今、人生会議」スタートアップガイド(手順書）(pdf 658 KB)
※スタートアップガイドは、A4両面印刷二つ折りにしてお使いください。

延命治療ってどんなことがあるの？知識編

延命治療ってどんなことがあるの？知識編(pdf 201 KB)
 

「人生会議（ACP）の進め方（例）

”人生会議（ACP）はいつから始めなければならない”といったルールはありません。
でも、もしものことがあってからでは考える時間もありません。
だから、今、あなた自身や大切な人が元気なうちに、少しずつ考えておくことが大切です。

手順1 (1)から(6)について考え、「もしも手帳」に書き留めてみましょう。

(1)あなたが大切にしたいことは何ですか？

治療や介護が必要になった時、大切にしたいことは何でしょう。
自分はどんなことを大切にしたいか、大切にしていることは何かなど、考えてみましょう
 

(2)あなたの思いを伝えてくれる人は誰ですか？

自分で思いを伝えられなくなった時、自分の代わりに伝えてくれる人は誰でしょう。
一人でなくててもかまいません。家族でなくてもかまいません。
 

(3)健康状態や病気について経過や予想されることを、かかりつけ医に相談しましたか？

主治医がいたら体の状態や自分の病状について話をしましょう。
知りたいか、知りたくないかも含め考えてみましょう。
 

(4)今後受けたい医療や介護の希望はありますか？

自分の希望する医療や介護について考えましょう。
 

(5)もしもの時の治療の希望はありますか？

もしも、口から十分な栄養がとれなくなった時、自分で呼吸が苦しくなった時…。どんな治療方法があるかは資料を見てみましょう。
 

(6)病状が悪化した時など、最期をどこで過ごしたいですか？

できるだけ最期まで自宅で暮らしたい、病院や施設で暮らしたいなど考えてみましょう。
 

手順2 考えたこと(手帳に書き留めたこと)を、あなたの大切な人と話し合い共有しましょう。

考えたことについて、家族などあなたの思いを伝えてくれる大切な人と話し合いましょう。
家族でなくても、身近な知人でも、ケアマネジャーや相談員などで構いません。
あなたたのもしもの時に、あなたの気持ちを伝えてくれる人と話し合い共有しましょう。

 

相談窓口

人生会議(ACP)を考えたいと思った方は、お気軽にご相談ください。
 

相談窓口一覧

名称	連絡先
那須町保健福祉課	0287-72-6910
那須地区地域包括支援センター	0287-71-1138
高原地区地域包括支援センター	0287-73-8881

 

リーフレット・チラシ

厚生労働省や栃木県においても、人生会議（ACP：アドバンス・ケア・プランニング）を多くの方に知っていただくため、普及・啓発用のリーフレットを作成しています。
下記からダウンロードできますので参考にしてください。
人生会議普及・啓発リーフレット(厚生労働省)(pdf 841 KB)
人生会議普及・啓発リーフレット(栃木県)(pdf 1.36 MB)