語源
那須の語源については、判然としていないが、下記の数種類の説がある。
- 那須とは「那珂川の中州」という語から短縮されたものであろうという説。
- 那須とは、アイヌ語から変化したものであろうという説。
(郷土史研究家・蓮見長氏の著書の中に、アイヌ語では野を「ヌブ」といい「ブ」は、声を呑んで発音するため「ヌ」と聞こえる。国語で「野」を古語で「ぬ」と読むから”アイヌ語”から出たものと考えられる。次に麓や裾を表わすアイヌ語に「ヒコツ」というものがある。
また、「ヒコツ」と同じ意味で「シュタ」というのがあり、こちらは、語尾の「タ」を呑んで「シュ」となる。この二つの語を合わせると、「野裾」=『ヌシュ』となり、「ナス」(那須)と聞こえて地名になったと解釈したとある。)
上記の説をアイヌ語に造詣深い金田一博士に、質問状として差し上げたら「直に成立する」との回答を得たとある。 - 故 寺田 寅彦氏は、その著書に記して、那須、阿蘇、浅間等は同じ語からお互いに変化した語だという説。
掲載日 平成29年10月5日
更新日 平成29年12月19日
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